17世紀、王政復古のイギリス。追放されていたある男が、恩赦を受けてロンドンへと戻ってきた。ジョン・ウィルモットことロチェスター伯爵である。悪友たちが演劇議論を交わすバーに寄った彼は、国王チャールズ二世の親族を前に、性描写の入った政府批判の詩を詠んだ武勇伝を話してきかせた。世間を騒がし続ける破天荒なジョンだが、その才能は国王も認めるところだった。ある日、劇場でひとりの女優エリザベスを目にしたジョンは、演技指導を申し出るが……。
『チャーリーとチョコレート工場』の大ヒットで、改めて日本でも人気の高さを証明したジョニー・デップ主演で贈る美しき男の物語。脚本の冒頭3行を読んで出演を決めたというジョニー・デップが、短く燃え尽きた天才詩人を熱演。そのカリスマ性を充分に見せつける。元々この物語は舞台劇として生まれた。シカゴでの上演の際、主人公ジョン・ウィルモットを演じたのは、映画版で国王に扮したジョン・マルコヴィッチ。彼の情熱が、人々の理性を揺らがせる詩人の奔放な生き方と、愛した女たちとのドラマの映画化を実現させた。また天才の愛した女性たちに、サマンサ・モートンをはじめ魅力的な女優が選ばれ、17世紀のイギリスを舞台に繰り広げられるドラマを美しく彩っている。

