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social 知っていればいずれトクする「保険のトリビア」

 勧められるがままに保険に入った、という人も少なくないのでは? たとえ月々の支払いが少額であったとしても、長い期間で考えると保険は大きな買い物であることに違いはない。今回は、保険に関心が低い人も必見! 知っているとトクするかもしれない保険のトリビアをご紹介しよう。

地震保険の「一部損」で受け取れる金額は「全損」の20分の1

 いつ何時大きな地震に見舞われるか分からない地震国日本。阪神・淡路大震災後の際にはがぜん地震保険が注目されはじめた。地震保険とは、地震による倒壊や火災、噴火や津波などの自然災害によって、家や家財が被害を受けたときに保険金が支払われる保険。その保険金の額は、損害の程度で変わると言う。


 損害の程度は被害状況に応じて「全損・半損・一部損」の3段階。家については、家屋の基礎や柱、壁、屋根など(主要構造部)の損害額、または焼失や流失した部分の床面積などによって決定される。家財についても時価に対する損害額によって分けられる。


 さてこの3段階によって、支払われる保険金額が異なってくるのだ。「全損」が保険金額の100%(時価が限度)、「半損」が保険金額の50%(時価の50%が限度)、「一部損」が保険金額の5%(時価の5%が限度)。仮に保険金額が1,000万円とした場合、「全損」であれば1,000万円が受け取れるが、「一部損」ならたった50万円……。


 全損と一部損の違いをおおざっぱに紹介すると、全損は「主要構造部の損害額が建物の時価の50%以上」、一部損は「3%以上20%未満」との基準がある(※ほんの一例)。同じ損壊でも、程度の差でこうも保険金が違うと「いっそのこと……」、という気持ちにもなりかねない。


 自動車保険の「等級」、上がるときは一つずつ・下がるときは三つずつ

 次はおなじみの自動車保険。保険料が決まる際、重要な条件となるのが「等級」だ。これは事故の内容や回数に応じて契約者ごとに設定されるもので、これによって保険料の割増引が行われる。


 初めて自動車保険の契約をしたときは「6等級」に位置付けられる。そして1年間事故がなければ、翌年は1等級アップして「7等級」となり保険料は20%割引となる(一般的な保険会社の場合。以下同)。もっとも良いとされる等級が「20等級」。保険料割引率は最大60%にもおよぶ。安全運転をすればするほど保険料が安くなるわけである。


 ところが、事故を起こして保険金の支払いを受けると1事故につき3等級もダウン! 6等級だった場合は3等級になり保険料も20%割増になる。損害額が1万円程度の事故で保険を使うと、仮に年間保険料が8万円の場合、次回の保険料は9万6千円となり、損害額を上回ってしまうこともあり得る。また、さらに1等級までダウンしてしまうと保険料は60%割増される。それ以前に保険会社から契約を断られるといったリスクも。どんなときでも保険を利用するのが有効的と言えないケースもあるのだ。不明なことがあれば自分の思い込みで判断せず、とにかく保険会社に直接相談してみるのがオススメだ。※なお、自然災害による事故など、保険金を受け取っても等級が下がらない場合があるが、保険会社によってその見解は分かれる。


文●青山ミナミ(エフスタイル)

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