social 買う前に知っておきたい! 人気エリアの注意ポイント
長年暮らす家だから、周辺の環境選びも重要。購入を考えている物件がどの「用途地域」に属するかによって、注意すべきポイントも変わってくる。今回は東京システム鑑定代表の星力三氏に、「用途地域」を知ることで分かる“住宅環境の注意ポイント”について伺った
戸建て派の人気エリアにおける注意ポイントとは?
建物の建設については、都市計画法によって制限されている。よりよい都市環境を形成するために、「用途地域」という指定があり、地域ごとに建物の用途や規模を規制しているのだ。用途地域は、住居系・商業系・工業系の3つに分けられ、そこからさらに細かく指定されている。住居系の用途地域の中で、住宅環境の面から見て人気が高いのは「第一種低層住居専用地域」。規制により高層の建物が建てられないので、日当たりのよさも確保できる。また、小規模な店舗や小中学校などしか建てられないので、周辺の環境もよいといえる。ただし、注意が必要なのは、この地域には大きな病院を建てることができないという点。つまり、いざというとき近くに病院がない可能性があるのだ。この地域に住宅を構える場合は、これから子育てをすることも考えて、事前に病院までの距離もしっかりチェックしておきたい。
「工業地域」のマンションは周辺の建物に注意!
工業系の用途地域のうち、住宅を建設できるのは「準工業地域」と「工業地域」。ともに高層マンションがさかんに建設されており、その利便性の高さとリーズナブルな価格から、人気エリアとなっているところも多い。しかし、これらは本来工場をはじめ、工業に関する建物が建てられる地域なので、注意が必要な面もある。
準工業地域は、配送センターや物流倉庫などの工場を建ててもよい地域なので、昼夜を問わず大型車の出入りが激しいという場合も考えられる。また、工業地域は、どんな工場を建ててもよいとされている地域。つまり、周囲に危険を及ぼしたり、環境を悪化させたりする工場があるかもしれないということになる。そのため、この地域に建設されたマンションを購入する場合は、特に注意が必要とのこと。とはいえ、「工業地域」にあるマンションの周辺環境が必ずしも危険というわけではないので、気に入った物件があるなら、まずは周辺の建物を確認してみよう。
用途地域は区市町村の都市計画課で調べることができる。また、周辺環境については、パンフレットにくわしく記載されていない場合もあるそうなので、何度も現地を訪れ自分の目で確認し、よりよい住宅環境を手に入れよう。
文●高橋みか(群企画)
COBS的20代の住まい選び特集:http://cobs.jp/house/
あなたはマンション派? それとも戸建派?「住まい選び診断」:http://cobs.jp/tests/shindan/69/index.html



