business あなたのTOEICを100点アップ
TOEICスコアが高いと、就職・転職・資格試験など多方面で有利と考える人も多い。ゆえに、ビジネスパーソンがこぞってTOEICのスコアを上げようと試みているが、なかなか結果に結び付かないのも現実だ。そこで、効率よく英語力を習得し、TOEICスコアをアップする方法を、語学学習のプロに伺った。
語彙力をつけよう!
「日本人の英語学習は、とにかく文法が先行してしまうのがネックです」と話すのは、セレゴ・ジャパン(株)の事業開発・広報マネージャー、柏野裕美氏。無料学習サイト「Smart.fm(スマート・エフエム)」を主宰し、50万人以上のユーザーに語学学習をサポートしている同社では、徹底的にTOEICを研究。日本人に英語力がつかない一因として文法重視型の学校教育をあげるとともに、「TOEIC対策にはヒアリング力と語彙力を養うことが大切」と指摘する。語彙力は、単語が訳せるだけでは不十分。使い方までマスターし、自分で自在に使いこなせる言葉を広く持つことが必要だ。
そのためには、「ネイティブが話す例文をたくさん聞くこと。例文を活用して学習することで、ブロックで頭に入り、フレーズとして自分でも使えるようになります」(同氏)。そこから単語にフォーカスしていくことが語彙力をつける近道のようだ。
歴史的なスピーチを聞きとるレッスンを
また柏野氏は、「歴史に残る名スピーチを繰り返し聞く」方法も薦めている。ネイティブが日常会話で使う表現がふんだんに盛り込まれ、リスニングのレッスンとしても最適だからだ。Smart.fmでもオバマ大統領、キング牧師など、記憶に残る名スピーチを生音声で聞き、学習できるコンテンツを設けているが、このようなスピーチはさまざまな媒体、ウェブからも入手可能。内容を活字から訳するだけではなく、「自分の耳で聞き、話しながら、彼らが何を伝えたいのかをきちんと頭で理解できるようになれば、かなり力がつきます」(同氏)。
TOEIC頻出の苦手単・熟語トップ10
てっとり早くスコアアップしたい人は、最低でも次の単・熟語を押さえてみてはいかがだろう。Smart.fm「まずは!TOEIC基礎シリーズ」を利用したユーザー115,641人を対象に行った「TOEIC頻出 苦手英単語・熟語トップ10」(2009年8月15日調査)の結果である。
この結果を受けて、TOEIC関連の著書を多数もつ早川幸治氏は、「単体で使われるときの動詞の意味と、熟語で使われるときの意味が異なると、覚えにくい」と分析。「言葉は文脈があるから生きる。動詞は主語や目的語とセットで、副詞は動詞とセットで、形容詞は名詞とのセットで覚えると記憶しやすい」とコメントしている。(詳細はhttp://ja.smart.fm/blog/ja/2009/8/26/175010 )
継続は力なり
誰しも効率よくTOEICのスコアを伸ばしたい。が、努力なしでは逆にスコアダウンするのが、自明の理。
「毎日10分間学習するだけで半年後にはかなり力がつく。短い時間も有効活用して下さい」(柏野氏)。
最近ではPCのみならず、モバイルやiPodなどを使った語学習得システムもあるので、通勤時間などに学習することも可能だ。さらに、「仲間と励まし合いながらモチベーションを高く保つのも、長続きさせる秘訣」、と柏野氏は学習コミュニティーなどへの参加も呼びかけている。継続は力なり。語彙力を鍛えることで確実にスコアアップを図りたいものだ。
文●藤本優子(エフスタイル)




