newlife 気まずさ半減。「先輩より先に帰るときのコツ」
入社から早1カ月。いざ配属現場で働き始めると細々とした対応に戸惑いを覚えることもしばしばだろう。中でも、忙しく働く先輩よりも自分が先に帰っていいのかという退社の気まずい雰囲気は、新入社員なら一度は味わうものだ。
ビジネスコミュニケーションの講師をしている私にもそのような質問は多い。ではどうすれば気まずい思いをせずに退社することができるのだろう。
周囲から「帰っていいよ」と言ってもらえれば、気まずさ半減
上司や先輩から背中を押してもらえればストレスはグッと減る。そこでそういう展開が期待できる言葉掛けを紹介しよう。
「今日の作業は終わりました。他にやることはありますか?」
→最近は“チューター”や“アドバイザー”と呼ばれる指導役を新入社員に付ける企業も多い。このように自分のスケジュールを把握してくれる監督者がいる場合は、進捗が計画通りであればたいてい、「帰っていいよ」と言ってくれるはず。ただし終わったから帰るのは当然という姿勢ではなく、「まだやりますよ!」という意欲をさり気なく伝える一言も忘れずに。
「今日言われた作業は終わりましたが、何かお手伝いできることはありますか?」
→監督者が不在で指示を仰げない場合や、明解に決まっていない場合には、周囲の上司や先輩にこう尋ねてみよう。新入社員が即手伝えるような作業はそう多くないので、「帰っていいよ」の声が期待できる。
「今日言われた作業は終わりましたが、私も残業した方がよろしいでしょうか?」
→誰も「帰っていい」と言ってくれない場合に判断を仰ぐ尋ね方。「帰ってもいいですか?」と問いかけてしまうと自分本位な印象を与えかねないので、あえて残業に前向きな言い回しで判断できそうな人に尋ねてみる。早急な業務を持たない新入社員には「まだ残業はしなくていいよ」の反応が一般的。
周囲への配慮を伝える一言を忘れずに
いずれの場合も、「自分はまだ働きたいが、周りから帰ったらと勧められたので……」という状況をつくり出すことがポイント。そのためには「他にやることはありますか?」、「お手伝いできることはありますか?」など、仕事に対する意欲や周囲への配慮を伝える一言が重要だ。
とはいっても、気持ちが伴わなければ見透かされてしまうのがコミュニケーションの怖さ。結局のところ「仕事への意欲」と「周囲への配慮」という基本的な心構えを持って日々臨むことが、気まずい思いをせずに退社するための一番の秘訣なのだ。
文●沼田恵子(エフスタイル)




