social エコポイントで、今年の夏は家電の買い時?
省エネ家電を買うと、5~10%分が「ポイント」で還元される
エコポイントは、環境省、経済産業省、総務省が中心となって実施されるもので、エコ家電の普及による地球温暖化対策と、経済活性化による経済危機対策、そして地デジ対応テレビの普及という、3つの側面を持つ。
対象となるエコ家電は、地デジ対応テレビ、エアコン、冷蔵庫のうち「統一省エネラベルで☆が4つ」という基準を満たすものだ。領収書と保証書を添付して事務局に事後申請すると、5~10%相当の「エコポイント」がもらえる。現在審議中の補正予算案の成立が条件となるが、成立が遅れても2009年5月15日以降の購入分にさかのぼって適用されることになっている。
では、店頭にあるもののうち、どのぐらいのものが対象商品となるのか。ヨドバシカメラに尋ねてみたところ、「特にテレビについてはほとんどのものが対象になります」とのことだ。エコポイントとして還元される金額も、冷蔵庫やエアコンが5%程度であるのに比べ、テレビは10%前後と高く設定されている。「今の売れ筋は37型あたりですが、エコポイントの還元分を考えれば、同じ予算でもう1サイズ大きいモデルも買えますね」と言う。
一方で、エアコンや冷蔵庫については、対象外となるものもけっこうある。さらに、対象となる四つ星製品と三つ星製品との間にはポイント還元分以上の価格差があることが多く、エコポイントのお得感はテレビと比べると今ひとつのようだ。
家電量販店の便乗セールにも期待
ところで、還元された「エコポイント」はどのように使えるのか。現時点で発表されているのは、「エコ関連商品の購入に充てられる」ということだけ。経済産業省の担当者に直接問い合わせてみたが、ポイントで買えるものの明細は「まだ調整中」とのこと。代金の一部としてポイントが使えるのか、保持ポイントによって交換できる商品が決まってしまうのかも分からないと言う。さらに、使える店舗についても「大手量販店などは大丈夫だと思いますが、通販まで対象になるのかなど細かいところまでは……」。加えて、この制度がどのぐらいの期間続けられるものかも「未定」。とにかく詳細は分からないことだらけなのだ。となると、エコポイントって本当にお得に使えるの? という不安も感じてしまう。
とはいえ、家電量販店ではこれを一大商機と期待しているようだ。エコポイント開始前の買い控え対策として、すでに同等の割引を実施している店も多い。こちらは現金値引きだったり、各店舗独自のポイント上乗せだったりするので、お得度は明快だ。エコポイント開始後は、各店が競ってさらなる値引き合戦を繰り広げることも期待される。
冷蔵庫もエアコンもテレビも、そう頻繁に買い換えるものではない。今回の制度では、対象商品購入時に古い製品のリサイクルにかかる費用もエコポイントの対象となる。「そろそろ新しいものを」と検討している人にとっては、いい機会なのではないだろうか。
文●永井祐子(エフスタイル)




