digital テレビ画面で立体映像!3D液晶モニターが発売
テーマパークのアトラクションなどで、特別なメガネをかけて立体(3D)映像を見たことがある人は少なくないだろう。その3D映像を液晶モニターで実現しようと、メーカー各社で技術開発が進められている。そんな中、日本ビクターはこの7月、国内の大手電機メーカーとしては初めて3D映像を表示できる薄型液晶モニターを発売する。
大画面・薄型モニターで高画質の3D映像を実現
日本ビクターが発売する『GD-463D10』は46V型の薄型フルハイビジョン液晶モニターで、Xpol(エックスポール)偏光フィルター方式(株式会社 有沢製作所の登録商標)により3D映像を実現するものだ。「Xpol方式では右目用と左目用の映像を画面の走査線横方向に一ラインおきに交互に表示し、偏光メガネを使って立体視する。左右の映像を交互に表示するシャッター方式と異なり、常に左右の映像が表示されるため画面にちらつきがなく、目も疲れにくい。メガネも電源不要で軽量なため、長時間の視聴にも耐えられる」(日本ビクター広報)と言う。3D映像入力信号としては、製作現場で広く普及している「Line-by-Line方式」「Side-by-Side方式」という2方式に対応しており、独自の3D映像システムにより高画質な3D映像の出力を実現する。偏光メガネ2個付属で価格は70万円前後となる見込みだ。
業務用として発売。一般家庭向けは?
今般発売の製品は3D映画製作・宣伝用や、3D実験放送イベント用といった業務用ということだ。映画製作に限らず各種研究やシミュレーション用などへの展開も図るということだが、一般家庭向けについては「今のところ予定はない。3D対応の放送やソフトがまだまだ少ないのが現状。今後増えてくれば状況は違ってくる。」(同)と言う。これからメーカー各社も競合製品を送り込んでくると予想されるが、液晶モニターで手軽に3Dが楽しめるとなれば、映画だけでなくゲームやスポーツ映像などのニーズも出てくるだろう。ビジネスでも、偏光メガネを配付して3Dプレゼン……、そんな日も近い将来やってくるのかもしれない。
文●佐藤梢(エフスタイル)




