newlife 入社したばかりですが、“ビジネスパーソンっぽい”言葉を使いたい!
「アジェンダ準備します」
「これ、ナルハヤで」
「アジェンダ準備します」
「これ、ナルハヤで」
「スケジュールを切っておきます」・・・・・・
雑誌で知ったあの言葉や、先輩が使っているかっこいいフレーズを社会人になったことだし自分も使ってみたい。でも、新人が使うと生意気に思われるかもしれない。
社内で飛び交うビジネスパーソンぽい言葉を使いこなせるコツを、ビーンスター株式会社 代表取締役、自己演出プロデューサーの鶴野充茂氏にうかがった。
意味や使い方を明確にする期間
新人と呼ばれる一年間は、仕事はもちろん、言葉の使い方にしても分からないことは素直に聞き、その会社独特のニュアンスなども含めて教えてもらう期間だという。「特に新人にとって聞くことは本当に大切です。仕事の一部と言ってもいいかもしれません。自分のあやふやな理解を明確にするだけでなく、その会社特有の意味や使い方を共有できるチャンスです」(同氏)
知ったかぶりで、聞きかじっただけの言葉を使うと、生意気に思われるだけでなく、思わぬ失敗を招くことも。「『見積書』と『発注書』の違いがあやふやなまま、見積書を確認しただけの状況で、『発注書を出しました』と報告した新人がいました。結果、部署内の売上予測と売上実績にズレが生じてしまい、確認作業に追われることに。その後、上司から指摘を受け、初めて自分の間違いに気がついたようです」(同氏)
やはり言葉は意味も使い方も正確に理解してから使うべきなのだ。
“それっぽい”言葉デビュー
とはいっても、ちょびっと背伸びした言葉も使ってみたい新人君。どんな言葉がビジネスパーソンぽい言葉デビューに最適なのだろうか。大手コンサルティング会社の人事担当者は、毎日オフィスで飛び交っている言葉なら、新人が使っても違和感はないという。「これはフィックスです」、「資料は午後イチに作ります」、「この案件はリスケですね」、「プライオリティ高めです」、「プッシュしておきます」、「早いレスポンスで」……などなど。普通に、まるでオフィスの公用語のように使われている言葉なら、たとえ新人が使ったとしても生意気には聞こえない。ただし、この場合も意味や使い方、ニュアンスを履き違えていないことが大前提。もし、あやふやなときは、確認しながら使うとよいと鶴野氏はアドバイスする。「早いレスポンスを心がけます! ところで、レスポンスって“返事”ってことですよね?」なんていう、使い方も新人だけには許される。
それっぽい言葉を使い始めるタイミングは、「その言葉の意味も、使い方も正確に理解できたときですね。それでも、使うことに違和感があったり、なんとなく恥ずかしく感じてしまう間はまだ使わないほうがいいです。きっと、自然と口から出てくるタイミングがありますから」と、鶴野氏。
気負って使った言葉や、かっこよく見せるために使ったフレーズは、言葉だけが空回りして、ときには生意気に思われるだろう。言葉が果たす役割をしっかりと理解し、正しい使い方ができれば、たとえ新人といえども生意気に思われることはないかもしれない。
文●山田忍(エフスタイル)




