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business 任天堂が採っているという「ブルーオーシャン戦略」って何?

 9月に入って、マイクロソフトがゲーム機「Xbox360」の低価格機を19,800円に値下げし、続いてソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)がプレイステーション・ポータブル(PSP)の新型機を同じ価格の19,800円で発売すると発表した。

 昨年は任天堂(Nintendo)の「Wii(ウィー)」が、ライバルのソニー(Sony)「プレイステーション3(PlayStation3、PS3)」の3倍に売上台数を記録して大勝したが、今年は一体どうなるのか? 「ボンド大学大学院-BBT MBAプログラム」でも有名な、ビジネス・ブレークスルーの若林計志さんに、早くも年末商戦に向けて、各社がしのぎを削るゲーム業界を、今回は「ブルーオーシャン戦略」という考え方を使って分析していただいた。

『ブルーオーシャン戦略』って?

 『ブルーオーシャン戦略』とは、2005年にフランスの有名ビジネスクール『INSEAD』のチャン・キム教授とレネ・モボルニュ教授が書いた書著『ブルーオーシャン戦略』(ランダムハウス講談社)で解説している企業の新しい戦い方のこと。同書は発売以来、世界41言語に翻訳されているベストセラーとなっており、企業が血みどろの戦いを繰り広げる既存の市場=レッドオーシャン(赤い海)から抜け出し、競争のない新しい市場=ブルーオーシャン(青い海)を生み出す戦略が描かれている。

『ブルーオーシャン』を開拓するために

 どうすれば企業は『ブルーオーシャン』を生み出せるのか? これを理解するためには、経営戦略の定番のフレームワーク(思考の「型」)である「3C分析」で考えると分かりやすい。

 3Cとは、Company(自社)、Competitor(ライバル)、Customer (顧客)の頭文字。この3つの要素が作用しあう世界で、企業はサバイバルしなくてはならないのだが、“顧客が求め"、“ライバルが戦い"、“自社も戦う"この3拍子そろった市場はまさに『レッドオーシャン』。この血なまぐさい市場は体力(経営資源)を消耗するため、泥仕合を避けるために企業は、顧客が求め、かつライバルが手を出していない、そして自社の力を発揮できる市場、まさに『ブルーオーシャン』を開拓しなければならないのだ。

 任天堂が「もっと高度な映像、もっと早い処理スピード」というガチンコ勝負の路線ではなく、これまでゲームをしなかった大人に向けた任天堂DSの「脳トレ」シリーズや、ユニークなコントローラーを備えたWiiを開発したことは、まさに「ブルーオーシャン戦略」だった。

 もちろん、最初は『ブルーオーシャン』でも、おいしい市場と思えば、そのうち他社が参入してきて『レッドオーシャン』なるため、企業には常に新しい『ブルーオーシャン』の開拓が求められる。まさにこの戦いの連続が経営の世界なのだ。

ボンド大学大学院-BBTMBAプログラム:
  http://www.bbt757.com/bond/
ビジネス・ブレークスルー:http://www.bbt757.com/

文●ボンド大学大学院-BBTMBAプログラム事務局長 若林計志

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