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generation 原油高で、多様化する高速バスが人気

 原油高が続き、マイカーの利用を控える人が増える一方で、公共交通機関が見直され始めている。中でも、これまではニッチ(すき間)需要でしかなかった高速バスへの注目が高まってきているらしい。

超高級“セレブバス"から、超大型格安バスまで

 東京を基点に各地への高速バスを運行するジェイアールバス関東は、超デラックスな設備を持つ2階建てバス「プレミアムドリーム号」を東京~大阪間の夜行便に投入している。その座席は、座席幅790mm、シート確度156度(垂直から66度)と、国際線の飛行機のビジネスクラス並み。通常座席なら30席置けるスペースの2階席は、この特別シート24席のみ。もちろん、足元にも余裕も持たせている。またたった4席しかない1階席は極めて贅沢なスペースを実現し、グループや家族で「プライベートリムジン」的な旅を味わえる。また座席ごとに、地上デジタルテレビ、お茶、ウエットタオル、スリッパが用意されており、従来の「安かろう狭かろう」のイメージはみじんもない。

 高級路線を打ち出す反面、同社では格安な運賃が売り物の新型車両も用意。ドイツ製、全長15mの巨大バス「メガライナー」は、定員84人と従来型バスの2倍の乗客を運べるため、東京~大阪間の片道運賃が、大人普通運賃で4,300円。一般の夜行バス「ドリーム号」の8,610円(繁忙期運賃)の半額になっている。ちなみに、先に紹介したプレミアムドリーム号は9,310円(2階席)だ。

デフレと規制緩和の中で、バス会社も変貌

 さきに述べたとおり、高速バスが見直されているのは、出費をなるべく抑えたいという消費者心理が第一にある。一方、「高速道路ネットワークが年々広がってきたことによって、バスが思ったより便利だ、という情報がお客様に浸透した」(ジェイアールバス関東) というポイントも見逃せない。

 2001年の規制緩和によって、新規参入会社が格安運賃で業界になだれ込んできたことで、格安会社は若者を中心に支持を得てきた。それに対抗し、ジェイアールバス関東のような老舗は、多彩なサービスをハード、ソフト両面で展開し、前出の「プレミアムドリーム号」や「メガライナー」など、利用者のニーズに応えるサービスを実現させている。

 多彩なサービスを選択できる上に、料金もリーズナブル。秋たけなわのちょっとした旅行に、高速バスの利用価値はますます高まりそうだ。

文●秋山岳志(エフスタイル)

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