話題に困ったときの「たちつてと」
年齢に開きがあったり、異性だったり、おまけに馴染みの薄い相手だったりすると、どんな話題なら話がかみ合うのか、迷ってしまう。そんなとき、話が弾む話題を紹介しよう。
頭文字を語呂合わせにして、「たちつてと、なかにはいれ」。
「た」……食べ物、飲み物の話。誰でもおいしい食べ物には目がない。お酒が好きな人なら、アルコールの話も楽しい。
「ち」……知識。と言っても、高度な専門知識でなく、ちょっとしたミニ知識でよい。「北海道の新聞社の人から聞いたんだけど、世界で一番観光客の多いのは、千歳空港なんですって」と、話題をふれば、空港の話から、旅行の話と、次々に話題が広がる。
「つ」……通勤がらみの話。都会では、通勤ラッシュのこと、女性専用車輌の話。地方では車通勤に絡んで、道路事情。沿線の住宅事情も、話題になる。
「て」……天候。地球温暖化の影響もあって、日本の気候も変わりつつある。人間の生活に大きな影響を及ぼす天候の話は尽きない。
「と」……友達。知人。相手と自分が共通に知っている、出身校の先輩、あるいは郷里が近かったら、そこからの知り合いの話。
「な」……名前。名字の話。珍しい姓であれば、それだけで話が咲く。「多気」と書いて、「たき」と読む男性がいて、この名字だけで、会話は大丈夫と、笑っていた。
「か」……家族。核家族、共働きの時代についてなど。
「に」……ニュース。テレビや新聞で伝わる全国、全世界のニュースはビジネスパーソンの共通の話題。
「は」……流行、トレンド。
「い」……異性。男性、女性の話題。男女の違い、特徴からくる話題。
「れ」……レジャー、趣味。
以上、11項目。他にも「健康」の話題などを加えてもよいだろう。早速、会話に活かしてみてほしい。
「たちつてと、 中に入れ」と、覚えておいて、毎日、一つか二つ、持ち出して使ってみる。馴れてくると、使い方も上手になる。
プロフィール
福田健(ふくだたけし)
1961年、中央大学法学部卒業後、大和運輸(ヤマト運輸)入社。83年に(株)話し方研究所を設立、所長となる。民間企業、官公庁での講座・講演活動を通じて、これからの時代のコミュニケーションの取り方について、研究・指導にあたる。現在は会長。主な著書に「人は『話し方』で9割変わる」、「『話し方』の品格」(経済界)をはじめ、「場の空気が読める人、読めない人」(PHP新書)、「人間関係が10倍よくなる『聞く技術』」(角川SSC新書)、「上手な『聞き方』『話し方』の技術」(ダイヤモンド社)などがある。
【連絡先】(株)話し方研究所 東京都文京区湯島3-20-12ツナシマ第2ビル新館1階
TEL:03-3836-9211
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