|
前回同様、今回も志望動機を取り上げました。
まずは事例壱のCさんのケース。「今までの経験を活かせる」とありますが、どのような経験なのかこれだけでは判断できませんよね。具体的に何を経験してきたのか、期間はどれくらいなのかなど、ひと工夫が必要だと思います。
また、事例弐のD君のケースですが、これも事例壱同様、事業内容、社風、福利厚生の何に魅力を感じたのか、具体的な説明が何もありません。
「たくさんの中からその会社を選んだ理由」をアピール
前回、今回の事例もそうですが、志望動機が短く、履歴書の質問に対して「空欄を埋めればよいと思って書いているのかな?」と思えるような人がたくさんいます。
つまり、具体的なことが長文で書かれていれば人事担当者の目に止まるのです。ただ、マニュアルにでも書かれているのでしょうか、最近は具体的なことにはまったく触れず、自分の言いたいことを長文で書いてくる人も増えましたが……。
「ダメな志望動機」前編でもご説明しましたが、たくさんある会社の中からその会社を選んだわけですから、志望動機はもっと的を絞ってアピールしてください。
経験者の志望動機の具体例はこれだ!
そこで、特別に今回も、弊社に応募する場合の具体例をお教えしたいと思いますので参考にしてください。前回は未経験者の具体例でしたが、今回は事例壱のような経験者を取り上げたいと思います。
私は2年半、プログラマーとして携帯電話の組込に係わる調査分析、基本設計の開発を行ってきました。この経験をさらに飛躍させたく、転職先を探しておりましたところ御社でも携帯電話の開発をしていることを知り興味を持ちました。また、ホームページを拝見し、開発実績も豊富でいろいろな開発経験ができるのではないかと思い志望致しました。
理系の大学院を卒業後、アナログ回路設計のサポートや評価を1年間経験し今日に至りますが、御社の求人広告を拝見し、半導体に新規参入したことを知りました。即戦力ではないかもしれませんが、新規参入という会社でチャレンジし、実力を試したく志望致しました。
中途採用の主な目的は、現場が要求する知識や経験を持った即戦力を採用することです。人事担当者は即戦力を採用したい訳です。つまり、求人広告に掲載された職種、その仕事内容を少しでも経験していれば興味を持つのです。応募するときに、そこの会社が要望しているものはどのような知識、経験なのかを求人広告やホームページで確認し、今までの経験が多少でも合致していればそれをアピールすれば良いのです。
上記の一つ目の事例では、携帯電話の組込に係わる調査分析、基本設計の開発を2年半経験していること、ホームページで弊社の開発実績を調べていたことが入社意欲を感じられるポイントであり、二つ目の事例では、アナログ回路設計のサポートや評価を1年間経験していること、チャレンジ意欲を感じたこと、理系の大学院というのも興味を引かれたポイントでした。
応募する会社が決まったら、あなたの書いた志望動機が会社の要望しているものに多少なりとも合致しているかどうか自問自答してください。そして、合致していないようなら修正して応募してください。
多少でも合致していれば面接のチャンスは高まります。
(2004年11月30日)
|