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COBS的キャリア論

 前回予告した通り、自分らしさについて考えてみます。キャリア・デザインを行うには仕事の側面だけでなく、自分らしさということにもっと自覚的にならなければならないからです。でも、一言で自分らしさといっても、なかなか説明するのが難しいですよね。そんなわけで今回は、オンリーワンのキャリア・デザインの土台となる「自分らしさ」について考えましょう。
第3回 自分らしさを考える
 「自分らしさ」とはどのようなものかを、あなたは他人に説明できるだろうか? よく考えてみると、なかなか説明しにくいものだ。顔の特徴や服装などではなく、自分自身の内面、生き方をあらわす言葉を探してみると、言葉に詰まってしまう人もいるだろう。なぜかというと、自分らしさの本質はその人の存在証明ともいえるアイデンティティー(自己同一性)に根ざしたものだからだ。ここでは、やはり働き方や仕事と照らし合わせて「らしさ」を考えてみよう。キャリアの視点から「らしさ」を導いてみると、自分と仕事の望ましい関係のあり方も見えてくるかもしれない。

 さて、さっそく今回のエクササイズにとりかかってみよう。

エクササイズ1

 A欄 「 」 に、自分はどういう人かを自分自身に問うたり、大切な人に飾らない自分を知ってもらうつもりで書き連ねてほしい。がんばって15〜20項目くらいは列挙してみよう。早く書けばいいというものでもないので、ある程度は考えて書き出そう。でも、考え込まないように。

例) 私は、「                      」 だ。
「     」の中は、 ○○○だ。独身だ。〜が好きだ。〜が嫌いだ。〜が得意だ。〜が苦手だ。〜が心地よい。〜でありたい。〜を大切にしている。等
  A B
1 私は、「
2 私は、「
3 私は、「
4 私は、「
5 私は、「
6 私は、「
7 私は、「
8 私は、「
9 私は、「
10 私は、「
11 私は、「
12 私は、「
13 私は、「
14 私は、「
15 私は、「
16 私は、「
17 私は、「
18 私は、「
19 私は、「
20 私は、「

 お疲れさま。
 続いて、この中から、より自分の本質に近いと思うものを抜き出してみよう。5つ選んでB欄に○を付けてほしい。さらに、その選んだものの中からもっとも自分を言い表してると思えるものを1つ選んで●を付けておこう。

 さて、次の課題。今度はより仕事やキャリアに関する事柄を整理してみたい。上記に書き出したことと重複してもしなくてもどちらでもかまわない。

エクササイズ2

 さて、次の課題。今度はより仕事やキャリアに関する事柄を整理してみたい。上記に書き出したことと重複してもしなくてもどちらでもかまわない。

EX2:以下の観点から仕事やキャリアにかかわることについて簡潔にまとめてみよう

  うまくやれること やりたいこと 意味や価値を
感じること
自分らしさを発揮できるもの、あるいは状況
  苦手なこと 避けたいこと 価値観とは
正反対のこと
自分らしさを発揮できないもの、あるいは状況

エクササイズ3

 さて最後に今度は以下の8つの項目(内容)を読んで、自分にもっともしっくりくるものから順に2つ選んでほしい。また、逆に、もっとも遠いと思うものを1つ選んでほしい。

 ここで注意しておきたいことは、例えば、「安定」や「ライフスタイル」の項目だが、これを重視する人が仕事の意欲や能力がないわけではない。あくまでも志向の問題であって、自分のスタイルを大事にしているのに自分の仕事をきっちりやって成果を上げるている人もいる。

■専門(専門領域を極める) ■管理
(出世して組織のリーダーになる)
「職人気質」。仕事や役割の技術的・職能的な内容に強くコミットしている。 専門性を磨き、好きな領域の仕事を掘り下げていくことにやりがいを感じる。 「管理職志向」。管理責任のある地位への昇進に動機づけられる。 リーダーシップの発揮に能力とやりがいを感じる。
■創造(新しいことを企画・創造する) ■安定(堅実で安定した人生を送る)
「クリエイター」。自分で何かを作ったり企画することに強い関心を持っている。それが得意でもある。将来は、自分の事業(仕事)を興したいと考えている人もいる。 「安定志向」。自分のキャリアを長期的な安定(好ましい報酬と雇用保障)を重視する。
冒険を好まない反面、堅実な仕事や生き方に価値を見出す。
■自律(自由度の高い働き方をする) ■挑戦(たえず挑戦する)
「独立志向」。組織のさまざまな制約を嫌い、自己裁量のある仕事ができるときに能力を発揮する。いずれフリーになりたいと考えている人もいる。 「チャレンジ」。より困難な目標に挑戦することに最大の価値を見出す。 挑戦的な仕事ほど力を発揮、成果をあげる。挑戦のない仕事や生き方は退屈このうえないと思っている。
■貢献(他者や社会に役立つ) ■ライフスタイル
(自分のライフスタイルを守る)
「奉仕と貢献」。自分のことより他者に奉仕・貢献することに価値を見出している。人に喜ばれるのが何よりもうれしい。何か世のため人のために役に立つ仕事に価値を見出す。 「生活重視」。自分自身のライフスタイルを非常に大切にする。自分のライフスタイルに合わないような仕事や職場を苦痛に感じる。

A:自分に合致していると思うもの 上位 2つ
B:もっとも自分と異なると思うもの 1つ 例:挑戦

※自分で記入した内容をプリントアウトして、手元に置いた上で次のページの解説に進みましょう。
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