事例でわかる20代のキャリアプラン
第2回 「キャリアプランニングの必要性」

 こんにちは、Next Oneの斉藤です。食欲の秋、読書の秋、運動の秋、暑すぎず、寒すぎず良い季節ですね。私は食欲の秋を満喫しておりますので、減量した体がもとに戻らないように注意しなければと思う今日この頃です。みなさんはどのようにお過ごしでしょうか。


キャリアプランニングとは、「キャリアの設計」

 前回は『キャリアプランニング知ってますか?』ということでキャリアプランニングについて説明をさせていただきましたが、多少なりともキャリアプランニングについて興味を持っていただけましたか。

 もしかしたら、お忘れの方もいるかもしれないので、思い出していただくためにも再度、確認したいと思います。

 キャリアプランニングとは、「キャリアの設計」であり、仕事をしていく上で自分の進みたい方向を決め、その方向に向かうにはどのような手段を使い、どのようなスキルを身に付ければ確実にそれを達成することができるかを計画すること。これではわかりにくいので前回はこれを山登りにたとえ説明しました。思い出せましたか?(詳細は、第1回『キャリアプランニング知ってますか?』をご覧ください)


キャリアプランニングの必要性

 さて今回は『キャリアプランニングの必要性』について説明したいと思います。

 私達は毎日仕事をしているわけですが、何も考えず、日々過ごしていては到底自分の進むべき方向へとは行けません。もちろん、結果オーライというケースもありますが、稀なケースでお勧めできません。

 そこでみなさんには、自分の進むべき方向を決め、その方向に向かうには何をすれば良いのか、そのためには何が必要なのかを考えてほしいのです。

 前回同様山登りを例に説明すると、まず初めにやることは、登ろうとしている山について情報収集をすると思います。そして、登山の準備をして、いざ出発となります。

 ところが、これだけでは準備万端というわけにはいきません。山の天気は変わりやすく、たくさんの危険があります。私も登山のプロではありませんので詳細はわかりませんが、最低これくらいの装備が必要だと思われます。帽子、手袋、防寒具、雨具、登山靴、ザック、飲食類、着替え、杖、懐中電灯等々。

 またそれ以外にも、登ろうとしている山の季節、難易度は自分にとって妥当か、体力面はどうか、なども検討しなければいけません。

 もし、難易度に不安があれば難易度を低くして解消しなければなりませんし、体力面に不安があれば体力を付けなければなりません。簡単に体力を付けるといっても方法は千差万別で、専門家に指導を受ける方法もあれば、毎日マラソンを続けるという方法もあります。

 ともすると、山登りは誰にでも簡単にできると思われがちですが、何の情報や準備もせず登れば極めて危険なのです。

 キャリアプランニングも同様です。キャリアプランニングを意識して行動している人と、意識しないで行動している人では、雲泥の差があるということです。



キャリアプランニングには情報収集と準備が必要

 そこで1年後、3年後、5年後のみなさんはどのような環境、立場で仕事をしているのか考えてほしいのです。「そんなこと考えたことも考えようとも思わないよ。どうせなるようにしかならないのだから」と思った方が多いのではないのでしょうか? かく言う私も実はそう思っていたひとりでした。

 ところが、キャリアプランニングを知って行動していたならば、今日のみなさんとは違った人生を歩んでいたかもしれないとしたらいかがでしょうか? 少しは必要性を感じていただけるでしょうか?

 みなさんにも幼少の頃、歌手、タレント、野球選手、サッカー選手などになりたいと思ったことはありませんか。多かれ少なかれあったのではないでしょうか。その夢に対してキャリアプランニングを意識し、努力をしていたとしたら結果は変わっていたかもしれません。

 もう少し具体的に言うと、あなたが小学生の頃、サッカー選手を夢見てキャリアプランニングを意識していたとしたら、このような動きをしたはずです。ただ単にサッカーの練習をするだけでなく目的を持っていたあなたは、小学校のサッカークラブだけでなく、プロが主催するサッカー教室などにも積極的に参加して、サッカーの技術向上を図り、一歩でもプロの技術に近づくために努力をするはずです。

 そして、中学に進学するときには、地元の中学校か、それともサッカーで有名な私立の中学校を目指すのか、プロへの近道になりそうな日本サッカー協会が主催する中高一貫教育でサッカーの英才教育を受けるのかで悩み、最終的に結論を出し進学するはずです。

 ここで大事なことは、山登り同様どれを選択したとしても結論を出すまでにはいろいろと情報収集を重ね、難易度、体力面などを充分考慮したということ。

 つまり、みなさんが進むべき方向はどこか、そこに行くには何が必要か、そのタイミングはいつが良いかなど、常に情報収集と準備を行う必要があるということです。

 もっとも、一度決めた方向は情報収集や準備の過程で方向転換も可能ですし、その結果、成功した例も多々あります。方向を決めるにあたってはそれほど力まなくても大丈夫です。

 次回からは具体的な事例を取り上げ、みなさんと同世代の方がどのようなキャリアプランニングを考え、実践し行動しているのかをご紹介したいと思います。

(2005年10月14日)

プロフィール Next One 代表 斉藤義行
1963年生まれ41歳
流通業、卸売業、ソフトウェア業にて採用・教育を担当。
2001年よりキャリアコンサルタントとして就職支援セミナーを開催、
今日に至る。
http://www.h7.dion.ne.jp/~nextone/
講師実績  
2004年 日本女子体育大学 就職支援セミナー
毎日就職ガイド 就職START号 模擬面接
2005年 若年求職者向け仕事研究セミナー
毎日就職ガイド 就職START号 模擬面接
資格  
2003年 (特)日本キャリア開発協会 認定CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格

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